[新卒向け]三井不動産が求める人材とは？採用大学実績を徹底解説

三井不動産株式会社は、三井グループの中核を担う総合不動産企業です。たとえば、オフィスビルの開発や賃貸住宅などの投資家向け収益物件の開発・売却を軸に事業を展開しています。さらに、「三井アウトレットパーク」や「ららぽーと」などの商業施設も手掛けており、これらの施設は多くの人々に利用されています。このような多角的な事業展開により、三井不動産は三菱地所と並んで総合不動産業界のリーダーとされています。特に、大規模な商業施設の運営は、地域経済の活性化や雇用創出にも寄与しています。

本記事では、三井不動産の新卒採用に関する大学別の採用実績と採用人数について詳しく見ていきます。

たとえば、主要大学ごとの採用実績を分析することで、どのような教育背景を持つ人材が求められているのかが明らかになります。また、採用人数の動向を追うことで、企業の成長戦略や採用方針の変化を読み取ることができます。

この情報は、これから就職活動をする学生や、企業研究をする上で有益となるよう作成しています。

人気上位の企業である、三井不動産の選考を検討している方に向けて、採用大学名・内定人数等のレポートをご覧ください。

 

この記事を書いた人

Mana部長(新卒採用14年目)

• 中堅大学(Cランク)卒業
• 初職は社員数200人のフリーペーパー発行会社
• 25歳にパーソルに契約社員で入社
• 35歳に人材会社(パーソル)から財閥企業へ転職
• 書類選考も合わせると新卒・転職で年100人以上を選考
• 新卒：三次面接・転職：最終の面接官
• ■ X（旧Twitter）：@gakurekilab
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三井不動産で採用実績のある大学とは

大学ランク別の採用状況

よく学歴フィルターはなくなったでしょ？と学生から聞かれるのですが…

その結果、人材の多様性やコミュニケーション能力が重視される傾向が強まり、中堅大学にも門戸が広がり始めています。チャンスを掴むことができる時代とも言えますね

三井不動産の過去4年間の採用実績からわかるランク別大学群の内定実績

三井不動産が新卒採用時に選定する大学のボーダーラインを調査するために、2016年からの採用数及び採用大学を分析しました。その結果、採用大学はAランク（最難関大学）およびBランク（難関大学）が大多数を占めていることがわかりました。

Aランク（最難関大学/偏差値65以上相当）

最難関大学からは、毎年一定数の採用実績があります。

コメントをする必要もないでしょう。東京理科大（理系だからか）以外の大学からの採用があります。

Bランク（難関大学/偏差値60相当）

難関大学からも毎年一定数の採用実績があります。

三井不動産の本社が東京にあるためか、関西系の難関大学より関東の方がコンスタントに採用実績があります。

Cランク（中堅大学 ※準難関/偏差値55相当）

準難関大学からも一部採用があります。

準難関と呼ばれるCランクを採用しているかで、企業の採用ボーダーラインが見えてきます。

三井不動産の場合はCランクまで採用実績がありますが、Cランクで採用されているのは女子大のみ。

つまり一般職もしくは女子枠での採用となります。

Dランク（中堅大学/偏差値50相当）

残念ながら中堅大学からの採用はありません。

Eランク（中堅から1ランク下の大学/偏差値45相当）

残念ながらEランクからの採用はありません。

Fランク（偏差値45未満相当）

残念ながらFランクからの採用はありません。

以上からわかる通り、三井不動産の採用実績校はAランク（最難関大学）、Bランク（難関大学）が大多数を占めており、Cランク（中堅大学・準難関）からは一部の大学の採用実績がありました。

通常の総合職としては、やはりBランクの難関大学までがボーダーラインと捉えるべきでしょう。

もちろん、企業は優秀であれば採用するという方針はあると思いますが、学生の優秀なんて面接でわかりませんから。

また、三井不動産では海外大学も採用実績があります。以下、最近の採用実績大学を年度ごとにまとめましたのでご覧ください。

三井不動産での年度ごとの採用大学

2023年4月入社採用大学実績

2022年4月入社採用大学実績

2021年4月入社採用大学実績

2020年4月入社採用大学実績

三井不動産の役員が卒業した大学とは？

経営陣　学歴情報（2024年4月現在）

最終面接には、取締役陣が出てきますので、取締役の学歴も押さえておきましょう。

三井不動産株式会社の取締役の学歴を調査した結果、同社がどのような大学や学部を重視しているのか、その傾向が見えてきました。以下に取締役の学歴をまとめ、それに基づいて考察を行います。

社長について

現在の代表取締役社長は2023年に就任しました。歴代の社長の出身大学は東京大学（6名）、慶應義塾大学（2名）、一橋大学（2名）となっており、やはり高学歴であることがわかります。（※旧名称含む）

国立勢が多いですね、国立勢は私立を下に見る傾向があるのでご注意ください

三井不動産の採用人数・採用難易度

新卒採用数の全体的な傾向

三井不動産の新卒採用数は、年間平均50人となっています。2016年から2018年にかけては40人前後でしたが、その後は増加傾向にあり、2020年には60人に達しました。その後、2021年から2023年にかけてはほぼ安定した採用数が続いています。

男性採用者数の傾向

男性の採用者数は、全体の採用数とともに増減しています。2016年から2018年にかけては24人から27人程度でしたが、2019年以降は30人以上を維持しています。特に2020年には36人とピークを迎えました。

女性採用者数の傾向

女性の採用者数も増加傾向にあります。2016年から2018年にかけては15人前後でしたが、その後は徐々に増加し、2023年には28人に達しました。これは女性の採用比率が高まっていることを示しています。

• 2023年：男性52％、女性48％
• 2022年：男性54％、女性46％
• 2021年：男性58％、女性42％
• 2020年：男性60％、女性40％
• 2019年：男性56％、女性44％
• 2018年：男性62％、女性38％
• 2017年：男性64％、女性36％
• 2016年：男性62％、女性38％

2016年から2023年までの平均男女比率は、男性が58％、女性が42％となっています。全体的に見ると、男性の比率がやや高いものの、女性の採用比率も年々増加しています。これは、三井不動産が女性の採用を積極的に進めていることを示しています。

2024年卒1万4000人の学生回答の就活生人気企業ランキングでは三井不動産は男子では77位、女子でも90位と、数ある企業の中で100位以内に入る人気です。（※東洋経済調べ）

採用倍率は非常に高いといえるでしょう。

採用において重視している科目は面接です。面接は3回（Webあり）です。

選考は人柄と意欲を重視していますので、自己分析等入念な事前準備が必要です。

まとめ

三井不動産の新卒採用では、最難関大学および難関大学からの採用が多いことが分かりました。また、一部の準難関大学からも採用がありますが、中堅大学以下からの採用はほとんどありません。海外大学からも積極的に採用しており、多様な人材を受け入れる姿勢が見られます。三井不動産を目指す方は、これらの大学の出身者が有利であることを念頭に置いておくと良いでしょう。

［データ参照・引用元］

• 三井不動産が公表している「有価証券報告書」
• 東洋経済社が発行している「会社四季報」「就職四季報」
• 10年間で培った年100人の採用面接のノウハウ

不動産業界の採用大学状況一覧（2024データ最新版）

※採用大学は、2020年以降の実績

※採用数、男女比は2016年以降の平均値