大手企業の採用大学

SUBARUの新卒採用大学ランキングと採用傾向を徹底解説

SUBARUは、日本と米国に生産拠点を持つ中堅自動車メーカーで、水平対向エンジンや自動ブレーキ「アイサイト」などの独自技術で知られています。そのため、就職先としての人気も非常に高く、多くの大学生がSUBARUへの就職を希望しています。本記事では、2016年からの採用データをもとに、SUBARUの採用大学の傾向や学歴フィルターについて詳しく調査し、皆様にお伝えします。特に、SUBARUが新卒採用時に選定する大学のボーダーラインに焦点を当て、採用人数や採用実績を徹底分析します。SUBARUへの就職を検討している方々にとって、有益な情報が満載です。

 

 

この記事を書いた人


Mana部長(新卒採用14年目)

  • 中堅大学(Cランク)卒業
  • 初職は社員数200人のフリーペーパー発行会社
  • 25歳にパーソルに契約社員で入社
  • 35歳に人材会社(パーソル)から財閥企業へ転職
  • 書類選考も合わせると新卒・転職で年100人以上を選考
  • 新卒:三次面接・転職:最終の面接官
  • ■ X(旧Twitter):@gakurekilab
  • ■ Instagram:gakurekilab
  • ■ Facebook:gakurekilab

 

この記事でわかること

  • 新卒でSUBARUに入社するときの学歴の目安がわかります。
  • 新卒採用の人数がわかるので、就職難易度がわかります。
  • SUBARUに内定をもらうためにおススメな新卒エージェントがわかります。

自動車業界の採用大学状況一覧(2024データ)

企業名 年収 A最難 B難関 C準難 D中堅 E下位 Fラン 採用数 男性 女性 女比
1位 トヨタ 899.8万 14校 15校 4校 1校 - - 332人 249 83 25%
2位 ホンダ 831.1万 12校 8校 1校 1校 - - 468人 300 72 15%
3位 日産 877.1万 14校 21校 16校 3校 2校 1校 281人 198 30 11%
4位 スズキ 702.0万 13校 20校 23校 17校 5校 1校 438人 377 61 14%
5位 マツダ 689.4万 8校 10校 6校 4校 2校 2校 217人 191 26 12%
6位 SUBARU 691.1万 12校 14校 6校 2校 2校 - 227人 198 29 13%
7位 いすゞ 786.6万
8位 三菱 786.3万 14校 21校 29校 24校 11校 10校 181人 153 28 15%
9位 日野 652.6万
10位 ダイハツ 651.1万 9校 16校 19校 17校 5校 4校 101人 85 16 16%

 

記事を作成するために、SUBARUが公表している「有価証券報告書」や東洋経済社が発行している「会社四季報」「就職四季報」からデータを収集しました。このデータにプラスして、筆者が13年間で培った採用ノウハウを織り交ぜてお伝えをしていきます。

この記事を通じて、就職活動を控える学生にとって、SUBARUの採用動向を理解するための貴重な情報源となることを目指しています。

 

 

 

SUBARUで採用実績のある大学とは

大学ランク別の採用状況

よく学歴フィルターはなくなったでしょ?と学生から聞かれるのですが…

  • 各業界の大企業(上位企業)では、学生からのエントリー数が1万人以上あります。しかし、これを担当する企業の人事部の採用担当者は、大企業であっても数名しかいません。
  • そのため全てのエントリーに目を通すことは不可能です。大学生の頑張りを可視化するには、TOEICスコアや大学名しかありません。そのため、学歴フィルターが完全になくなることは難しいのが現状です。
  • しかしここ数年で大企業にも人材の流動性が重要です性が浸透し、終身雇用の意識が急速に薄れつつあります。

その結果、人材の多様性やコミュニケーション能力が重視される傾向が強まり、中堅大学にも門戸が広がり始めています。チャンスを掴むことができる時代とも言えますね

 

SUBARUの採用実績からわかるランク別大学群の内定実績

SUBARUの採用大学を調査したところ、以下のような傾向が見られました。

 

Aランク(最難関大学/偏差値65以上相当)

  採用あり
私立大学  早稲田大学、 慶應義塾大学、上智大学、国際基督教大学、東京理科大学
国公立大学 東京大学、京都大学、東京科学大学(東京工業大学)、東北大学、名古屋大学、大阪大学、九州大学

これらの大学からの採用が多い背景には、SUBARUが技術力の高い人材を求めていることが挙げられます。特に理系の大学が多く採用されていることからも、その傾向が見て取れます。

 

Bランク(難関大学/偏差値60相当)

  採用あり
私立大学 明治大学、青山学院大学、立教大学、法政大学、関西大学、 関西学院大学、同志社大学、立命館大学、中央大学、学習院大学
国公立大学 筑波大学、横浜国立大学、東京外国語大学、金沢大学、電気通信大学、広島大学、東京農工大学、群馬大学、千葉大学、東京都立大学

Bランク大学でも、文系・理系問わず幅広い大学からの採用がありますが、特に理系大学の比率が高いです。これは、SUBARUが技術開発に力を入れていることを反映しています。

 

Cランク(中堅大学 ※準難関/偏差値55相当)

中堅大学からの採用も見られ、特に工業大学が多く採用されています。これは、技術職に特化した大学からの採用を積極的に行っていることを示しています。

  採用あり
私立大学 芝浦工業大学、東京電機大学、東京都市大学、工学院大学、成城大学、津田塾大学、成蹊大学
国公立大学 信州大学、埼玉大学

 

Dランク(中堅大学/偏差値50相当)

Dランクからの採用大学も存在していますが、限定的で採用数も少ないです。

  採用あり
私立大学 日本大学、近畿大学、神奈川大学、金沢工業大学、東京造形大学、名城大学
国公立大学 室蘭工業大学、鳥取大学

 

Eランク(中堅から1ランク下の大学/偏差値45相当)

Eランクからの採用大学も存在していますが、4校のみ。工業系はEランクからでも採用実績があります。

  採用あり
私立大学 千葉工業大学、東海大学、摂南大学、大阪工業大学

 

Fランク(偏差値45未満相当)

Fランクは2校のみ採用実績が確認できました。

  採用あり
私立大学 東京工科大学、中部大学

 

ランク別内定の内訳は下の図のようになります。

SUBARU ランク別内定内訳

 

SUBARUのランク別内定の内訳はAランク(最難関大学/偏差値65以上相当)が22%、Bランク(難関大学/偏差値60相当)が36%、Cランク(中堅大学 ※準難関/偏差値55相当)が16%、Dランク(中堅大学/偏差値50相当)が15%、Eランク(偏差値45相当)が7%、Fランク(偏差値45未満相当)が4%となっています。

 

SUBARUの新卒採用人数ランキング

2024年新卒採用人数ランキング

この年は中堅大学の日本大学が採用数トップでした。他にも難関大学、工業系の大学の採用が多くみられます。

  • 1位:日本大学 - 16人
  • 2位:東京電機大学 - 15人
  • 3位:群馬大学 - 11人
  • 3位:千葉工業大学 - 11人
  • 5位:工学院大学 - 10人
  • 6位:東京都市大学 - 8人
  • 6位:明治大学- 8人
  • 8位:立命館大学- 7人
  • 9位:中央大学 - 5人
  • 9位:金沢工業大学 - 5人
  • 9位:近畿大学 - 5人
  • 12位:芝浦工業大学‐4人
  • 12位:東京理科大学‐4人
  • 12位:同志社大学‐4人
  • 12位:摂南大学‐4人
  • 16位:室蘭工業大学‐3人
  • 16位:千葉大学‐3人
  • 16位:信州大学‐3人
  • 16位:鳥取大学‐3人
  • 16位:東海大学‐3人
  • 16位:東京工科大学‐3人

※「大学通信オンライン」参照

 

2023年新卒採用ランキング

難関大学からの採用はそこまでなく、中堅大学からの採用が多いです。工業系大学、国公立大学からの採用も目立ちます。

  • 1位:東京電機大学 - 15人
  • 2位:群馬大学 - 11人
  • 2位:千葉工業大学- 11人
  • 4位:工学院大学 - 8人
  • 5位:東京理科大学- 5人
  • 5位:明治大学 - 5人
  • 5位:金沢工業大学- 5人
  • 8位:芝浦工業大学 - 4人
  • 8位:中央大学 - 4人
  • 8位:摂南大学 - 4人
  • 11位:千葉大学- 3人
  • 11位:東海大学- 3人
  • 11位:東京工科大学‐3人
  • 11位:東京造形大学‐3人
  • 11位:神奈川大学‐3人
  • 11位:横浜国立大学‐3人
  • 11位:信州大学‐3人
  • 18位:津田塾大学‐2人

※「逆引き大学辞典」参照

 

2022年新卒採用ランキング

  • 1位:芝浦工業大学- 16人
  • 2位:東京都市大学- 10人
  • 3位:千葉工業大学- 9人
  • 4位:東海大学- 7人
  • 5位:明治大学- 6人
  • 6位:群馬大学 - 5人
  • 7位:工学院大学- 4人
  • 7位:金沢工業大学- 4人
  • 7位:名城大学 - 4人
  • 7位:大阪工業大学 - 4人
  • 7位:東京都立大学- 4人
  • 12位:東北大学- 3人
  • 12位:成蹊大学‐3人
  • 12位:東京造形大学‐3人
  • 12位:横浜国立大学‐3人
  • 12位:金沢大学‐3人
  • 17位:成城大学‐2人
  • 17位:中部大学‐2人

※「逆引き大学辞典」参照

 

2021年新卒採用人数ランキング

  • 1位:日本大学 - 28人
  • 2位:芝浦工業大学 - 16人
  • 3位:早稲田大学 - 10人
  • 4位:東京理科大学 - 9人
  • 5位:明治大学 - 8人
  • 6位:名古屋大学 - 6人
  • 6位:東海大学 - 6人
  • 8位:同志社大学 - 5人
  • 8位:立命館大学 - 5人
  • 8位:電気通信大学 - 5人
  • 11位:東北大学 - 4人
  • 11位:千葉大学ほか - 4人

このデータから、日本大学や芝浦工業大学などの中堅大学からの採用が多いことが分かります。一方で、早稲田大学や東京理科大学などの難関大学からの採用も多く、バランスの取れた採用が行われていることが分かります。

2020年新卒採用人数ランキング

  • 1位:日本大学 - 9人
  • 2位:明治大学 - 8人
  • 2位:法政大学 - 8人
  • 4位:立命館大学 - 7人
  • 4位:東京理科大学 - 7人
  • 4位:芝浦工業大学 - 7人
  • 7位:早稲田大学 - 6人
  • 7位:同志社大学 - 6人
  • 7位:青山学院大学 - 6人
  • 7位:東京都市大学 - 6人
  • 11位:東北大学 - 5人
  • 11位:中央大学ほか - 5人

2020年のデータでも、日本大学や明治大学、法政大学などの中堅大学からの採用が多いことが分かります。また、早稲田大学や東京理科大学などの難関大学からも一定数の採用があり、バランスの取れた採用が行われていることが確認できます。

 

総評

SUBARUの採用大学の傾向を総評すると、旧帝大から日東駒専・四工大などの中堅私大まで、幅広い層の学生を採用しています。2021年には旧帝大から15名、難関国公立から23名、早慶上理から22名、MARCHから24名、関関同立から12名、日東駒専から30名、四工大から27名の採用がありました。国公立大学と私立大学の採用バランスも良く、首都圏と関西圏からの採用バランスも取れています。

中堅私大生で大手自動車業界を希望する方にとって、SUBARUはエントリーしておきたい企業の一つです。特に技術職に関しては、理系の大学からの採用が多いため、理系学生には特におすすめです。

 

 

SUBARUでの年度ごとの採用大学

SUBARUの年度ごとの採用実績校ですが、全ての採用大学名が公表されているわけではありません。ですので一部にはなりますが、公表されているものを下記に掲載しましたのでご覧ください。

 

2025年4月入社採用大学実績

文系 大学院 下記に含む
大学 中央大学、法政大学、早稲田大学、上智大学、関西学院大学、青山学院大学、立命館大学、近畿大学
理系 大学院 下記に含む
大学 東京大学、東京農工大学、東京科学大学、早稲田大学、芝浦工業大学、明治大学、千葉工業大学、群馬大学、東京理科大学、立命館大学、神奈川大学、近畿大学

 

 

2024年4月入社採用大学実績

文系 大学院 下記に含む
大学 同志社大学、立命館大学、中央大学、日本大学、学習院大学、慶應義塾大学、上智大学、明治大学、立教大学 他
理系 大学院 下記に含む
大学 東京大学、京都大学、東京農工大学、東京工業大学、東京理科大学、筑波大学、慶應義塾大学、中央大学、日本大学、東京電機大学、群馬大学、芝浦工業大学、千葉工業大学、工学院大学、東京都市大学、埼玉大学、明治大学、近畿大学、金沢工業大学 他

 

 

2023年4月入社採用大学実績

文系 大学院 下記に含む
大学 早稲田大学、同志社大学、関西大学、立教大学、東京外国語大学、青山学院大学、法政大学、成城大学、関西学院大学、海外大学 他
理系 大学院 下記に含む
大学 京都大学、早稲田大学、東京電機大学、東京理科大学、東京工業大学、芝浦工業大学、日本大学、東京都市大学、近畿大学、千葉工業大学、関西大学、東海大学 他

 

 

2022年4月入社採用大学実績

文系 大学院 下記に含む
大学 慶應義塾大学、同志社大学、早稲田大学、東京外国語大学、上智大学、大阪大学 海外大学 他
理系 大学院 下記に含む
大学 東京理科大学、千葉工業大学、芝浦工業大学、日本大学、東京電機大学、東京都市大学、九州大学、法政大学、明治大学、金沢大学、筑波大学、工学院大学、名古屋大学、大阪大学 他

 

 

2021年4月入社採用大学実績

文系 大学院 下記に含む
大学 早稲田大学、慶應義塾大学、青山学院大学、立命館大学、同志社大学、上智大学、京都大学、東京大学 他
理系 大学院 下記に含む
大学 日本大学、芝浦工業大学、東京理科大学、群馬大学、東海大学、信州大学、東京工業大学、東京都市大学 他

 

 

2020年4月入社採用大学実績

文系 大学院 下記に含む
大学 早稲田大学、明治大学、立教大学、上智大学、国際基督教大学、青山学院大学、法政大学、筑波大学、広島大学、同志社大学 他
理系 大学院 下記に含む
大学 芝浦工業大学、日本大学、早稲田大学、大阪大学、東北大学、東京理科大学、東京電機大学、電気通信大学、東京大学、群馬大学、東海大学、名古屋大学、横浜国立大学 他

  

 

 

SUBARUの役員が卒業した大学とは?

SUBARUの取締役は、最終面接の面接官を務めることが多く、その学歴は企業が求める人材像を示す重要な指標となります。ここでは、SUBARUの取締役の学歴を通じて、同社の学歴傾向について考察します。

 

経営陣 学歴情報(2025年4月現在)

役職 氏名 卒業大学 卒業学部
代表取締役社長 大崎 篤 東京農工大学大学院 工学研究院
代表取締役副社長 早田 文昭 慶應義塾大学 法学部
取締役会長 中村 知美 慶應義塾大学 法学部
取締役専務執行役員 水間 克之 京都大学 法学部
取締役専務執行役員 藤貫 哲郎 芝浦工業大学 工学部
社外取締役 土井 美和子 東京大学大学院 工学系研究科
社外取締役 八馬 史尚 一橋大学 社会学部
社外取締役 山下 茂 立教大学 社会学部

 

 

理系と文系のバランス

SUBARUの取締役には、理系と文系の出身者がバランスよく配置されています。以下にその内訳を示します。

  • 理系出身者:大崎篤(東京農工大学大学院 工学研究院)、藤貫哲郎(芝浦工業大学 工学部)
  • 文系出身者:早田文昭(慶應義塾大学 法学部)、中村知美(慶應義塾大学 法学部)、水間克之(京都大学 法学部)

SUBARUは、技術革新を推進する企業であり、理系のバックグラウンドを持つリーダーが技術面を支えています。一方で、経営や法務の観点から企業を支える文系出身の取締役も多く、バランスの取れた経営陣が形成されています。

 

大学の多様性

取締役の出身大学を見てみると、以下の大学から採用されています。

  • 慶應義塾大学:早田文昭(法学部)、中村知美(法学部)
  • 東京農工大学:大崎篤(工学研究院)
  • 京都大学:水間克之(法学部)
  • 芝浦工業大学:藤貫哲郎(工学部)

これらの大学は、日本を代表する名門校であり、特に慶應義塾大学が目立ちます。これは、SUBARUが経営や法務の分野で高い専門知識を持つ人材を求めていることを示しています。また、理系では東京農工大学大学院や芝浦工業大学といった、工学に強みを持つ大学からの採用が見られます。

 

最終面接の学歴傾向

最終面接で取締役が面接官となる場合、その学歴傾向は応募者にとって参考になる情報です。取締役の学歴を考慮すると、以下のポイントが挙げられます。

  • 理系応募者:工学系の大学出身者が取締役に多いことから、技術力や研究開発への適性が重視される傾向があります。
  • 文系応募者:慶應義塾大学や京都大学の法学部出身者が多いことから、経営や法務の知識に加え、高いコミュニケーション能力やリーダーシップが期待されます。

 

社長について

現在の社長は2023年に就任しました。

歴代の社長の出身大学は、東京大学(5名)、京都大学(1名)、一橋大学(1名)、早稲田大学(1名)、横浜市立大学(1名)、大阪市立大学(1名)、成蹊大学(1名)、慶應義塾大学(1名)、東京農工大学(1名)(※前身の富士重工業含む、旧名称含む)となっており、やはり高学歴であることがわかります。

 

 

SUBARUの採用人数・採用難易度

本項目では、人気業界かつ就活人気のSUBARUへ入社する事の入社難易度を解説します

 

SUBARUの新卒採用 内定数の推移

SUBARUの新卒採用数は、2016年から2025年までの10年間で平均220人となっています。この期間の採用数の傾向と男女比率を詳しく見ていきましょう。

 

大卒

修士了

男性計

女性計

新卒採用数

男性

女性

男性

女性

2025年

124 30 118 8 242 38 280 

2024年

105 21 109 10 214 31 245 

2023年

81 24 117 5 198 29 227

2022年

98 18 112 9 210 27 237

2021年

118 26 110 9 228 35 263

2020年

126 16 100 9 226 25 251

2019年

82 19 92 12 174 31 205

2018年

54 13 93 10 147 23 170

2017年

62 19 122 7 184 26 210

2016年

57 22 111 7 168 29 197

 

これらのデータから、新卒採用数は2018年に一時的に減少したものの、その後は増加傾向にあることがわかります。特に2025年には280人と、ここ数年で最も多くの新卒を採用しています。

 

男女比率の傾向

SUBARUの新卒採用における男女比率を見てみましょう。

  • 男性:平均87%
  • 女性:平均13%

各年度の男女比率を見ると、男性の割合が圧倒的に高く、女性の採用率は比較的低いことが分かります。しかし、女性の採用数は安定しており、年度によっては女性の採用数が増加していることもあります。例えば、2025年には38人と他の年度に比べて多くの女性が採用されています。

 

他の自動車メーカーとの比較

他の主要な自動車メーカーと比べると、SUBARUの女性採用率は次のようになっています。

  • トヨタ自動車:24%
  • 本田技研工業:17%
  • 日産自動車:19%
  • スズキ:16%
  • マツダ:14%

SUBARUの女性採用率13%は、他の自動車メーカーと比べて低い水準にあります。特にトヨタ自動車の24%と比べると、SUBARUの女性採用率は約半分にとどまっています。

 

 

採用試験情報

 

SUBARUは採用人数が多いとはいえ、だれもが知る有名企業ですので、採用倍率は非常に高いといえるでしょう。
選考における重視科目は総合職は、技術職とも面接です。
筆記試験はSPI3(自宅)、面接は2回(Webあり)です。
採用プロセスは、
〈総合職・技術職〉エントリーシート提出・Webテスト(3月~4月)→面接(2回、(6月~)→内々定
となっています。
選考で重視していることは、
エントリーシート‥‥求める人物像に基づき総合的に判断
面接‥‥SUBARUの理念への共感、求める人物像への適合
です。

まずはSUBARUが求める人物像を採用HPのメッセージや企業理念・行動指針などから調べてきちんと把握すること、そして求める人物像にマッチした自分の経験を言語化しておくことが重要です。
また、自分がどう貢献できるか、自分が惹かれた理由、自分のキャリア観との整合性など、志望動機と自己分析の深堀りも大切です。
しっかり事前準備して臨みましょう

 

 

SUBARUの従業員数、平均年齢、勤続年数、離職率

 

企業の従業員数、平均年齢、勤続年数、離職率は企業の組織や働き方についての多くの情報を示してくれます。

従業員数により企業の規模感がわかります。大企業の方が良い、とは一概には言えませんが、施設、研修・教育プログラム、福利厚生等は比較的整っています。

平均年齢は業界によっても低い業界と高い業界がありますが、平均年齢が低い企業は一般的には急速に成長している企業などで新卒採用や若手の中途採用を積極的に行っている可能性があります。
その反面、キャリアの途中で離職してしまうケースが多い傾向もあります。

平均年齢が高い企業は長期雇用が一般的で、従業員が定着しやすい環境が安定している可能性があります。また、中途採用や経験者採用を積極的に行っていることも多いです。

勤続年数が長い場合は、社員の満足度が高く昇進やスキルアップの機会が多いことが多いです。また、正社員が多い企業では勤続年数が長くなる傾向があります。
逆に、短い場合は完全実力主義で離職する人が多い可能性があります。

従業員数が増加しており勤続年数が長く離職率が低い場合、企業は安定していて働きやすい職場であることが多いので、就活をする際には参考にしてみてください。

それでは実際にSUBARUで働いている人のデータを見てみましょう。

 

SUBARUの従業員数と男女比

SUBARUの従業員数と男女比は下の図の通りです。

SUBARU 従業員の男女比

 

SUBARUの従業員の男女比率は男性92%、女性8%となり、圧倒的に男性の数の方が多いです。

 

従業員の平均年齢

SUBARUの従業員の平均年齢は下図の通りです。

SUBARU 平均年齢

 

業種によって従業員の平均年齢は変わってきますが、東京商工リサーチの『2020年3月期決算 上場企業1,792社 「従業員平均年齢」調査』によると、2020年3月期決算の上場企業1,792社の平均年齢(中央値)は41.4歳 となっています。

SUBARUの従業員の平均年齢は38.9歳で、上場企業の平均年齢より少しだけ低い数値となっています。

 

従業員の平均勤続年数

次にSUBARUの従業員の平均勤続年数を見てみましょう。

SUBARU 平均勤続年数

 

国税庁の「民間給与実態統計調査」によると、2023年9月時点で日本の企業の平均勤続年数は12.7 年(男性 14.3 年、女性 10.4 年)となっています。

SUBARUの従業員の平均勤続年数は男性16.6年、女性14.9年、全体では16.5年ですので、日本の企業の平均勤続年数の平均を上回っています。

ここから推測できることは、労働条件が整っていて社員が長く働き続けやすいこと、業績が安定していてリストラなどの大きな人員整理が少ないこと、また採用後の離職率が低く

新卒・中途ともに社員が定着していること、などです。

ちなみに、厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況(令和3年3月卒業者)」によると、就職後3年以内の離職率は新規大学卒就職者が34.9%(同2.6ポイント上昇)となっています。(令和6年調べ)

「就職四季報2025・2026年版」によると、SUBARUの新卒の3年後の離職率は0.9%となっていて、平均的な離職率よりもかなり低い数値となっています。

 

 

SUBARU社員の声

最後に、実際にSUBARUで働いている社員のコメントを見てみましょう。入社後、想像と違った‥という事にならないためにも参考にしてください。

 

【働き方(勤務時間・休日休暇・制度)】 リモートワーク:出社とリモートワークを活用しながら、生産性を向上することが求められており、一週間のうち3〜4回は出社することが推奨されている。一方で、その辺りの裁量は所属長(課長クラス)に委ねられており、例えば家族の健康の都合で家にいる必要があり、基本をリモートワークとせざるを得ない時なども、所属長から許可が出れば問題なくリモートワークが出来る。 時短勤務: 定常的に時短勤務している方は現状そこまで多い印象はないが、育児などを理由に時短勤務している方もいる。最近は男性も育休を取ることが多くなってきているが、時短勤務している男性はまだそこまで多くないように思う。フレックス制度に関しては、入社して数年経てば使えるようになり、基本は所属長の許可が必要になるが、断られることはあまり無いように思う。副業は会社に報告して許可が得られれば可能なルールだったと思うが、周囲には表立って副業している方はいない。

男性/ 開発/在籍16~20年/ 正社員

 

【福利厚生・オフィス環境】補助系は同業他社には劣る気がする。一般的な補助制度はあるにはあるが率が低かったり、使うための条件が他社に比べて厳しい場合が多く、恩恵を受けれないことも多い。 オフィス環境は 試験室などは古いが、デスクワークなどで働くフロアは綺麗なことが多い。敷地内に売店もあるので一日中会社にいても特に困ることはない。

女性/ エンジニア/在籍3~5年/ 正社員

 

【企業カルチャー・組織体制】会社全体をとおして挑戦する風土にしていこうという取り組み、呼びかけがされている。 風通しも良いほうだとは思うが、事業所間コミュニケーションにはまだ壁があるという声も聞く。上司との話やすさは部署にもよると思うが、コンプラ活動もあり良いほうではないかと思う。 ダイバーシティ・多様性: 女性の活躍をアピールしているように思う。 管理職への登用も増えている気がする。 部署にもよるがリモートワークの活用も可能。

男性/ 技術/在籍16~20年/ 正社員

 

【女性の働きやすさ】女性が少ないため少し特別扱いされる傾向にある。待遇などは男女平等。 お母さんも多く、フレックス勤務が使える場所にいれば家庭があっても働きやすいと思う。ただ女性があまりにも少ないため生理休暇などをとるとき男の上司に言う必要があるため、そういうのに抵抗がある方はすこし大変かもしれない。働きにくさは特にない。

女性/ エンジニア/ 在籍3年未満/ 正社員

 

【成長・働きがい】若手でもいろいろな仕事を経験させてもらえるので、スキルアップにつながると思う。 研修制度も充実していると感じる。自動車の開発をしているという実感を持ちながら仕事ができるので、 街を走っている車をみて、この車は自分が作っているんだと思える。

男性/ 基幹職/在籍3年未満/ 正社員

 

【入社前とのギャップ】全体的に社員のモチベーションが低く、この企業に将来的な不安を覚えた。また、トランプの政策により自動車業界が大ダメージを受ける中、アメリカに頼ってるSUBARUは大ダメージを受けることが容易に想像できるため、それに関してもとても将来性を感じなかった。

男性/ ADAS/在籍3年未満/ 正社員

 

※「エンゲージ会社の評判」の一部引用

 

 

まとめ

SUBARUの採用大学の傾向を総評すると、旧帝大から日東駒専・四工大などの中堅私大まで、幅広い層の学生を採用していることが分かります。2021年には、旧帝大から15名、難関国公立から23名、早慶上理から22名、MARCHから24名、関関同立から12名、日東駒専から30名、四工大から27名の採用がありました。国公立大学と私立大学、さらに首都圏と関西圏からの採用バランスも良好です。

中堅私大生で大手自動車業界を希望する方にとって、SUBARUはエントリーすべき企業の一つです。特に理系の技術職を目指す学生には、理系大学からの採用が多いSUBARUはおすすめです。

また、取締役の学歴を分析すると、理系・文系ともに名門大学出身者が多く、SUBARUが高度な専門知識とバランスの取れた経営スキルを持つ人材を求めていることが分かります。就職希望者は、SUBARUが重視する学歴や専門分野を理解し、具体的なキャリアプランを立てることが重要です。

新卒採用数は年々増加傾向にあり、特に2025年には大幅な増加が見られました。しかし、男女比率を見ると、男性の割合が非常に高く、女性の採用率は他の主要自動車メーカーと比べて低い傾向にあります。今後、SUBARUが多様性を促進するためには、女性の採用率を上げる努力が必要です。女性の就職希望者は、企業の多様性推進策や女性活躍推進の動きに期待し、挑戦してみる価値があります。

 

 

[データ参照・引用元]

  • SUBARUが公表している「有価証券報告書」
  • 東洋経済社が発行している「会社四季報」「就職四季報」
  • 10年間で培った年100人の採用面接のノウハウ
  • 「エンゲージ会社の評判」

自動車業界の採用大学状況一覧(2024データ)

企業名 年収 A最難 B難関 C準難 D中堅 E下位 Fラン 採用数 男性 女性 女比
1位 トヨタ 899.8万 14校 15校 4校 1校 - - 332人 249 83 25%
2位 ホンダ 831.1万 12校 8校 1校 1校 - - 468人 300 72 15%
3位 日産 877.1万 14校 21校 16校 3校 2校 1校 281人 198 30 11%
4位 スズキ 702.0万 13校 20校 23校 17校 5校 1校 438人 377 61 14%
5位 マツダ 689.4万 8校 10校 6校 4校 2校 2校 217人 191 26 12%
6位 SUBARU 691.1万 12校 14校 6校 2校 2校 - 227人 198 29 13%
7位 いすゞ 786.6万
8位 三菱 786.3万 14校 21校 29校 24校 11校 10校 181人 153 28 15%
9位 日野 652.6万
10位 ダイハツ 651.1万 9校 16校 19校 17校 5校 4校 101人 85 16 16%

 


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