内定ノウハウ

中堅大学でも大手企業の面接を突破する!一次面接編【徹底攻略ガイド】

学生の大手企業志向が高まっています。

みなさんも「内定を取るには何を言えばいいのか」と考えていませんか?

 

実際、大手企業志向が高まる中、企業側も人材の学歴の多様化を進めており、近年では中堅大学からの新卒採用が増加しています。そこで今回は、中堅大学や下位大学の学生でも大手企業の一次面接を突破できる方法を徹底解説します。

具体的な面接のポイントや対策を詳しく解説し、自信を持って面接に臨むためのヒントを掴みましょう。

まずは一次面接にポイントを絞り、成功の秘訣を学びましょう!

 

 

大手企業の一次面接の基本的な流れを知ろう

一次面接の位置づけと目的

大手企業の一次面接は「適合しない人探し」です

大手企業の場合、ES(エントリーシート)で1~2万件の履歴書選定が行われています。

※人気企業ランキング100位以内の場合は5万件近くいくのかもしれませんが…

実際に筆記試験や一次面接に進める人は10%といわれています。

 

100人採用をする大手企業の例

  • ES:選考者20,000名 通過率10%
  • 一次面接:選考者2,000名 通過率70%
  • 二次面接:選考者1,400名 通過率60%
  • 三次面接:選考者840名 通過率50%
  • 最終面接:選考者420名 通過率50%
  • 内々定:210名(50名前後の内定辞退を考慮して内々定を出します)

大手企業の場合、選考が進むにつれて役職の高い人が面接官となります。一次面接は、人事部の採用担当もしくは先輩社員が行うケースが多く、「初めての面接官」となる人もいます。そのため、一次面接で「志望動機の妥当性」「学生の優秀度」というものは、見ませんし、見ることができないのです。

大手企業の一次面接はずばり「社会人としてのマナー」がポイントとなります。

一次面接の通過率は70%…基本全員通すという事です

 

一次面接での評価ポイント

一次面接では、社会人マナーが重視されます

一次面接は多くの場合グループ面接になります。

面接官は「人事部の社員」か「新卒入社した、頑張っている先輩」のどちらかです。

 

面接官は1-2人。学生は3-4人が多いですね。

こ場合面接官が学生の話は時間は、ひとりあたり10分程度しかありません。

そのため面接官は1次面接では選考をするのではなく「2次面接に通したらイケナイ人探し」をしています。
実際に私も1次面接を担当していた時は、人事部から社会人マナーが大丈夫なら2次面接へ通すよう言われていました
評価ポイントはこんな感じ

社会人として対人マナーが問題ないか

挨拶や言葉遣い

面接時の挨拶や言葉遣いは、第一印象を大きく左右します。例えば、面接官に対して丁寧な言葉遣いや礼儀正しい態度を示すことは非常に重要です。これは、社会人としての基本的な対人マナーを評価されるポイントです。

 

身だしなみと時間厳守

適切な身だしなみは、社会人としての基本です。清潔感のある服装や、身だしなみを整えることは、面接官に好印象を与えます。また、時間厳守も重要です。面接の時間に遅れないことは、社会人としての信頼性を示す一つの方法です。

 

コミュニケーション能力

面接では、質問に対する適切な回答や、相手の話をしっかりと聞く姿勢が求められます。例えば、相手の話を理解し、それに対して具体的で明確な回答をすることができれば、コミュニケーション能力が高いと評価されます。

 

よく言われていたのが、香水の匂いがキツくないか、靴が汚くないか、髪型、爪長さも意外と重要視しています

入社をしたら、バックオフィスだと社員と。営業の場合だったらお客様企と商談があるわけです。

会社の代表としてコミュニケーションがとれるか、社内のチームの輪に入れて問題ないか。

それを判断するのが一次面接となります。

一次面接で不採用となる場合は、社会人としての姿勢に課題があると思ってください

 

 

企業研究で差をつける!効果的なリサーチ方法

大手企業の場合、面接官は選考者のことをABCD評価、◎○△×評価をしています。

C以下は不採用にしてくださいって言われてました

 

一次面接であっても評価は行います。これは二次面接官へ申し送りをするための評価となります。

私はABCD評価を経験していますが、ABCD評価と優先選考にすべきかの評価をつけています。

 

評価の差はどこででるのか

これは全ての最終面接以外の面接全てに当てはまりますが

面接の通過/合格=全員が同じ評価ではありません。

 

面接官は次の面接官が判断できるよう、申し送りをしているのです。

ポイントは履歴書を読むのではなく、申し送り事項やチェック項目の再チェックをしているということ

 

そのため、一次面接の内容は二次面接以降の面接官にとっての判断軸となるため重要なのです。

また、人事部からは「絶対に採用をして欲しい学生がいましたらお知らせください」という通達が面接官にきます。

 

これは、「突然社員との面談になった」と口コミがよくでていますので

いろんな企業の選考で噂話が出ていると思います。

 

一次面接(GD)、二次面接、三次面接の過程に突然生まれる「社員面談」。

優先選考で二次面接がスキップとなる企業もあります。

 

できるだけ有利に選考を進めたいですね

実際に有利となるケースはどういう時か、以下にまとめましたのでご覧ください。

 

 

明確なキャリアビジョンがありますか?

よく面接攻略本や、どこぞの攻略サイトでは、「ガクチカ」「企業分析」をうたっているところがありますが。

残念ながら、少し外れています。

 

重要なのは、過去の自分の経験から以下2つが整理して動けているかです。

  1. どういう未来を描こうとしているか
  2. その未来を描こうとしたときの道筋として、当社でどのような経験を得たいのか
例えば、私には忘れられない学生がいます

 

「現在どのような基準で企業探しをされているんですか?」という質問に対して

 

ポイント

私は将来、人生相談Barを開店させたいと考えています。Barのカウンターで人生相談を受けられるような人材になりたいのです。これはコロナ過で父が廃業となり、生きがいを失ってしまった経験があります。こうしたときにひとりで抱えず相談できる相手がいるかで、人の立ち直りに大きな差が出ると痛感しました。

当時学生だった私にはどうすることもできず、家族全員で働き支えるしかなかったのですが、その行為そのものも父を苦しめました。

そのため私は人間力を上げたいのです。

多くの経験をし、挫折もあるかもしれませんがそれも糧にしたいのです。

そのため、どの企業がいいというのではなく無形商材を提案できる企業を受けています。貴社の社員で、どのような人間力を形成されているのか、どのような経験を得ることが出来るのか、本日はお教えいただけますでしょうか。

 

と言われて、「この子は即採用として人事部へフィードバックしないと」と思いました。

重要なのは、以下の3点です

 

  • 就職活動に明確なビジョンがある
  • 過去の経験から強い意志がある
  • その上で当社のビジネスを理解し、自分のビジョンと接合できている

社会人マナーに問題がないという土台の上に、これが乗ってきたのです。

 

面接官の目線を構造的に表しました。

面接官が見る構造

3階:面接での目線合わせ

2階:業界や企業の特徴把握

1階:自分のキャリアビジョン

土台:社会人マナー

 

面接官をしていると10人に1人くらいの割合、つまり10%はきちんと考えている人です。

他の人は30%は社会人マナーが本当にひどい。60%は現時点では自身のキャリアビジョンが固まっていない。という人です。

 

ここに学歴は関係ありません。中堅大学でも10%であれ次の選考へ通過させます。

10%となるよう、例題の方を参考に自分はいったい何になりたいのかを考えてみてください。

 

自己分析で強みを見つける!中堅大学でも輝くポイント

自己分析の方法と具体例

自己分析は、自分自身を理解し、自分の強みや弱み、価値観を明確にするための重要なプロセスです。自己分析を行うには、まず以下の方法を試してみましょう:

  • 過去の経験を書き出す:学生生活、アルバイト、部活動、ボランティアなど、過去の経験を振り返り、その中で特に印象に残っている出来事や成果を書き出します。
  • 成功と失敗の分析:成功した経験と失敗した経験の両方を分析し、それぞれから学んだことや得たスキルを明確にします。
  • 自己評価シートの活用:インターネット上で公開されている自己評価シートや、キャリアセンターが提供する自己分析ツールを活用します。

具体例として、大学でのプロジェクトにおけるリーダーシップ経験や、アルバイトでの接客業務を通じて培ったコミュニケーション能力など、自分の強みを明確にすることができます。

 

自分の強みをアピールする方法

面接で自分の強みをアピールする際には、以下のポイントに注意しましょう:

  • 具体的なエピソードを交える:単に「コミュニケーション能力が高い」と言うだけでなく、「大学のイベント企画チームでリーダーを務め、チームメンバーとの調整役を果たしました」という具体的なエピソードを添えると説得力が増します。
  • 成果を強調する:その経験によって得られた成果や、達成した目標を明確に伝えることが重要です。
  • 企業にどう貢献できるかを示す:自分の強みが、志望する企業でどのように活かせるかを具体的に説明します。

大学での経験を効果的にアピールするコツ

大学での経験を効果的にアピールするためには、以下のコツを押さえておきましょう:

  • 学業と課外活動のバランス:学業での成果だけでなく、課外活動やアルバイトでの経験もバランスよくアピールします。
  • 具体的な数値や事実を用いる:例えば、「ゼミの研究発表で優秀賞を受賞した」や「アルバイト先での売上を10%向上させた」など、具体的な数値や事実を用いると説得力が増します。
  • 自己成長の過程を示す:過去の経験から学んだことや、どのように成長してきたかを具体的に示すことが重要です。

よくある質問とその回答例で準備万端!

典型的な質問の対策

面接では、以下のような典型的な質問がよく出されます:

  • 自己紹介:短時間で自分を効果的に紹介するスキルが求められます。
  • 志望動機:なぜその企業を志望するのか、自分のキャリアビジョンと企業のビジョンがどのように一致しているかを明確に伝える必要があります。
  • 強み・弱み:自分の強みを具体的なエピソードを交えて説明し、弱みについては克服するための努力や成長のプロセスを示すことが重要です。
  • 学生時代に力を入れたこと:具体的なエピソードを通じて、自分の取り組み姿勢や成果をアピールします。

実際の回答例とその解説

例えば、自己紹介の際には以下のように答えると効果的です:

「私は○○大学で経済学を専攻しており、学生時代には○○部の活動に力を入れました。この活動を通じて、チームワークの重要性やリーダーシップのスキルを身につけることができました。」

解説:具体的な活動内容と得たスキルを明示し、面接官に自分の強みを伝えることが重要です。

 

答え方のポイント

回答する際には、以下のポイントを押さえることが大切です:

  • 論理的な構成:質問に対する答えを論理的に構成し、一貫性を持たせること。
  • 具体例の挙げ方:自分の経験を具体的に挙げ、それがどのように役立つかを説明すること。
  • 自信を持って話す:自分の言葉で自信を持って話すことが、面接官に好印象を与えます。

模擬面接で自信をつける!効果的な練習法

模擬面接の重要性とその方法

模擬面接は、実際の面接に備えての効果的な練習方法です。模擬面接を行うことで、面接の流れや質問に対する答え方をシミュレーションでき、自信を持って本番に臨むことができます。模擬面接は、友人や家族、キャリアセンターのスタッフに協力してもらうと良いでしょう。

 

グループでの練習のメリット

グループでの練習は、他の人のフィードバックを受けることで自分の改善点に気付けるため、非常に有益です。また、他の人の受け答えを観察することで、新たな視点や回答のアイデアを得ることができます。グループディスカッションの形式で行うことで、コミュニケーション能力の向上にもつながります。

 

フィードバックを活用した改善方法

模擬面接の後には、必ずフィードバックを受け取りましょう。フィードバックをもとに、回答内容や話し方、姿勢などを改善していくことが重要です。改善点を具体的に把握し、次回の模擬面接に活かすことで、着実に面接スキルを向上させることができます。

 

面接当日に気をつけるべきポイントとマナー

面接当日の準備と心構え

面接当日は、しっかりと準備を整えて臨むことが重要です。以下の点に注意しましょう:

  • 必要書類の確認:履歴書や成績証明書、企業から指定された書類を忘れずに持参しましょう。
  • 交通手段の確認:面接会場までの交通手段を事前に確認し、遅れないように早めに出発することが大切です。
  • 心の準備:面接前には深呼吸をしてリラックスし、ポジティブな気持ちで臨みましょう。

 

身だしなみや言葉遣いのポイント

面接では、第一印象が非常に重要です。身だしなみや言葉遣いに気を配りましょう:

  • 清潔感のある服装:スーツやジャケットを着用し、清潔感のある身だしなみを心掛けます。
  • 適切な言葉遣い:敬語を使い、丁寧な言葉遣いを心掛けましょう。また、話す速度やトーンにも注意し、落ち着いて話すことが大切です。

 

緊張を和らげる方法とその実践

面接では誰でも緊張するものですが、緊張を和らげるための方法を実践することが重要です:

  • 深呼吸:面接前に深呼吸をすることで、心を落ち着けることができます。
  • ポジティブなイメージ:面接がうまくいくイメージを持つことで、ポジティブな気持ちで臨むことができます。
  • 練習を重ねる:模擬面接や自己練習を重ねることで、自信を持って本番に臨むことができます。

 

面接後のフォローアップでさらに印象アップ!

面接後のお礼メールの書き方とその重要性

面接後には、お礼メールを送ることで好印象を与えることができます。お礼メールのポイントは以下の通りです:

  • 迅速に送信:面接後、できるだけ早くお礼のメールを送りましょう。
  • 具体的な内容:面接で話した内容に触れつつ、感謝の気持ちを具体的に伝えることが大切です。
  • ポジティブな言葉:面接の機会に対する感謝と、今後の選考に対する前向きな気持ちを表現しましょう。

 

次のステップに向けた準備

一次面接を終えた後は、次のステップに向けて準備を進めましょう:

  • フィードバックの活用:面接で得たフィードバックをもとに、自分の弱点を改善します。
  • 二次面接の準備:一次面接の経験を活かし、次の面接に向けての対策を行います。特に、企業の事業内容や役職に関する詳しい知識を深めることが重要です。

 

自信を持って挑戦しよう!あなたの未来を切り拓くために

一次面接を突破するためには、しっかりとした準備と自信が必要です。この記事で紹介した方法を活用し、しっかりと対策を行いましょう。中堅大学や下位大学の学生でも、大手企業に挑戦することは十分に可能です。自分の強みを最大限に活かし、自信を持って面接に臨んでください。あなたの未来は、自分の手で切り拓くことができます!

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