大手企業の採用大学

【最新版】三菱UFJ銀行の採用大学は?学歴フィルターと選考突破の戦略を完全解説

三菱UFJ

はじめに|この記事でわかること

銀行名 売上高(百万円) 純利益(百万円) 時価総額(億円)
三菱UFJ銀行 11,890,350 1,490,781 205,561
三井住友FG 9,353,590 962,946 130,509
みずほFG 8,744,458 678,993 89,435
業績・安定性ともにトップ。金融の“総合力”で選ばれるのがMUFG

三菱UFJ銀行(MUFG)は日本最大のメガバンクとして、毎年多くの就活生が志望する人気企業です。

本記事では、「三菱UFJ 採用大学」という検索意図に対し、2021年〜2024年の最新データをもとに、大学別採用傾向、面接対策、ES例文、さらには競合との比較まで網羅的にまとめています。 中堅大学からの突破法まで徹底的に解説しますので、どの層の就活生にも活用できる「完全保存版」です。

 

三菱UFJ銀行の採用実績からわかるランク別大学群の内定実績

Aランク(最難関大学/偏差値65以上相当)

私立大学:早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学

国公立大学:東京大学、京都大学、東京工業大学、一橋大学、北海道大学、東北大学、名古屋大学、大阪大学、神戸大学、九州大学

 

Bランク(難関大学/偏差値60相当)

私立大学:学習院大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学、関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学

国公立大学:筑波大学、千葉大学、東京外国語大学、国際教養大学、岡山大学、東京都立大学、名古屋市立大学

 

Cランク(中堅大学 ※準難関/偏差値55相当)

私立大学:成蹊大学、成城大学、明治学院大学、國學院大學、南山大学、東京女子大学、日本女子大学

国公立大学:奈良女子大学、三重大学、長崎大学

 

Dランク(中堅大学/偏差値50相当)

私立大学:日本大学、専修大学、京都産業大学、近畿大学、龍谷大学、昭和女子大学、京都女子大学、同志社女子大学

国公立大学:鳥取大学

 

Eランク(中堅から1ランク下の大学/偏差値45相当)

私立大学:共立女子大学、大妻女子大学、東海大学

 

Fランク(偏差値45未満相当)

私立大学:白百合女子大学、フェリス女学院大学

 

 以上からわかる通り、三菱UFJ銀行の採用実績校はAランク(最難関大学)、Bランク(難関大学)、Cランク(中堅大学 ・準難関)が大多数を占めています。

また、Dランク(中堅大学)、Eランク、Fランクからは女子大を中心に採用実績があるという特徴がありました。

 

 

三菱UFJ銀行の新卒採用傾向

▶採用傾向1:新卒採用人数の推移

年度 採用人数
2018年 1,023人
2019年 959人
2020年 514人
2021年 370人
2022年 383人
2023年 非公開(減少傾向)

三菱UFJ現行では採用人数は減少傾向にありましたが、2021年の370人が底となっています。

最新の男女比は男性76.7% 女性23.3%であり、これは採用を抑えているというよりは、銀行の窓口業務の縮小が影響しており、「女性の一般職」採用が激減したと考えられます。

窓口業務のIT化により事務職需要が減ったことが主因です

 

▶採用傾向2:新卒採用における大学別採用人数ランキング

採用大学ランクが分かったところで、実際にどの大学から何人の採用があったのかご覧ください。

三菱UFJ銀行の2023年度新卒採用における大学別採用人数(上位10校)は以下の通りです。  

順位 大学名 採用人数
1位 慶應義塾大学 59人
2位 早稲田大学 45人
3位 京都大学 21人
4位 大阪大学 19人
5位 明治大学 17人
6位 名古屋大学 15人
7位 東京大学 14人
8位 一橋大学 11人
9位 神戸大学 10人
9位 関西学院大学 10人

 

▶採用傾向3:2021年以降の採用大学ランキング

また2021年からの直近4年間の大学別採用人数ランキングを表にしました。

順位 大学名 2021年 2022年 2023年 2024年
1位 慶應義塾大学 73人 65人 76人 59人
2位 早稲田大学 83人 50人 38人 45人
3位 関西学院大学 35人 15人 10人 10人
4位 同志社大学 37人 18人 11人 -
5位 明治大学 26人 15人 - 17人
6位 京都大学 - 15人 14人 21人
7位 大阪大学 - 17人 12人 19人
8位 神戸大学 - 26人 9人 10人
9位 立命館大学 30人 14人 - -
10位 一橋大学 - 22人 11人 11人
11位 名古屋大学 - 15人 11人 15人
12位 青山学院大学 29人 - 10人 -
13位 東京大学 - - 19人 14人
14位 南山大学 32人 - - -
15位 立教大学 30人 - - -
16位 日本女子大学 29人 - - -
17位 中央大学 28人      

ポイント

 ✔ 早慶は安定して上位を維持し、毎年50〜80名規模の採用

 ✔ 旧帝大の採用が2022年以降で急増

 ✔ 中堅私大や女子大は採用数が大きく減少

 

旧帝大+早慶上智が強い傾向に変化なし。地方大や中堅私大の採用数は極めて限られます

 

▶採用傾向4:旧帝大・国立上位校の採用が明らかに増加

特に注目すべきは、2021年以降に旧帝大・一橋・神戸大といったAランク国立大学からの採用が顕著に増加している点です。

大学名 2020年 2021年 2022年 2023年 合計(20-23)
東京大学 - 8人 19人 14人 41人
京都大学 - 15人 14人 21人 50人
大阪大学 - 17人 12人 19人 48人
名古屋大学 - 15人 11人 15人 41人
一橋大学 - 22人 11人 11人 44人
神戸大学 - 26人 9人 10人 45人

2020年時点では、こうした国公立大学からの採用実績は限定的でしたが、2021年以降は毎年10〜20名規模の安定採用が続いています。

 

採用数が減る中、”絞られた枠”を確保しているのがAランク国立大学。優秀層の確保戦略が明確です

 

▶採用傾向5:採用構成比の変化が裏付ける「学歴上位シフト」

年度 採用人数 ランキング上位大学出身者 構成比
2020年 514人 432人 84.0%
2021年 370人 286人 77.3%
2022年 383人 231人 60.3%
2023年 非公開 221人 非公開

実際に2021年と2023年を比較すると、以下のような変化が見られます。

  • 2021年:ランキング上位大学比率 84.0%(432名/514名)

  • 2023年:ランキング上位大学比率 60.3%(231名/383名)

一見「下がっているように見える」この比率ですが、背景としては早慶やGMARCHからの採用が絞られ、代わりに旧帝大の比率が相対的に増加したことを意味します。

つまりMUFGは、少数精鋭採用への移行に伴い、学力・思考力・論理性に優れる層を意図的に厚めに採っているといえます。

 

▶採用傾向6:早慶・旧帝大+女子大の3本柱構造は健在

2024年までの採用実績を合算すると、以下のような「三本柱」が明確になります。

 ✔ 早慶上智グループ:慶應(273人)、早稲田(216人)など圧倒的な主力層

 ✔ 旧帝大・国立上位グループ:東大・京大・阪大・名大・一橋など合計260名以上

 ✔ 女子大グループ:日本女子・東京女子・津田塾などの「女子大枠」も継続採用

一方で、日東駒専や産近甲龍、成蹊大学、成城大学、明治学院大学、國學院大学、東京女子大学、日本女子大学、昭和女子大学、など中堅私大の採用は極めて限定的であり、事実上の学歴フィルターがあることは否定できません。

 

事実上の学歴フィルターが存在しますが、突破事例もあるため対策次第です

 

▶採用傾向7:三菱UFG銀行の取締役陣も高学歴

役職 氏名 出身大学 学部・研究科
取締役 亀澤 宏規 東京大学大学院 理学系研究科
取締役会長 堀  直樹 京都大学 法学部
取締役頭取執行役員 半沢 淳一 東京大学 経済学部
取締役副頭取執行役員 板垣 靖士
取締役副頭取執行役員 秋田 誠一郎 慶應義塾大学 法学部
取締役副頭取執行役員 高原 一郎 南山大学 法学部
取締役副頭取執行役員 早乙女 実  早稲田大学 政治経済学部
取締役副頭取執行役員 関 浩之 慶應義塾大学 商学部
取締役専務執行役員 森 浩志 東京大学 不明
取締役専務執行役員 宮下 裕 京都大学 法学部
取締役専務執行役員 中濱 文貴
取締役専務執行役員 十川 潤  神戸大学 経済学部
取締役専務執行役員 髙瀬 英明 一橋大学 経済学部
取締役常務執行役員 築山 慶太郎
取締役常務執行役員 越智 俊城 一橋大学 商学部
取締役常務執行役員 山本 忠司 東京大学 経済学部
取締役常務執行役員 横幕 勝範  早稲田大学 政治経済学部
取締役常務執行役員 丹後 健史
取締役 監査等委員(委員長)(社外) 後藤 博 東京大学 法学部
取締役 監査等委員(社外) 北沢 利文
取締役 監査等委員(社外) 小出 伸一 青山学院大学 経済学部
取締役 監査等委員(社外) 松重 忠之
取締役 監査等委員(社外) 根岸 秋男 早稲田大学 理工学部
取締役 監査等委員(社外) 塩塚 啓一
取締役 常勤監査等委員 加藤 昌彦
取締役 常勤監査等委員 吉藤 茂 東京工業大学大学院 社会理工学研究科
取締役 常勤監査等委員 豊川 由里亜
取締役 常勤監査等委員 田中 耕一郎

 

  • 頭取・副頭取レベルは東大・京大・慶應・早稲田出身がほとんど

  • 南山大学出身の副頭取も在籍 → 地方有力校にもチャンスあり

  • 理系では東工大大学院・東京大学大学院も在籍

役員クラスの経歴は、企業文化・出世パターンを知るうえで重要なヒントになります。

出世ラインに“東大・京大・一橋・早慶”が多いのは明らか。役員人事も、学歴偏重傾向を裏付けています

 

 

選考(面接)内容

就活面接の内容

  • 一次面接(若手2名・Web):「なぜメガバンク?」「なぜMUFG?」を深掘りされる。印象良好。
  • 二次面接(支店長):「金利上昇によるチャンスとリスクは?」などやや専門的
  • 最終面接(役員):「あなたのような人材がなぜ必要か?」という価値観ベースの質問が中心
論理性+誠実さ+熱量がすべて問われます。浅い志望動機では即アウトです

 

▶ 一次面接(若手社員2名・オンライン)

  • 雰囲気は非常に穏やかで、リラックスしながら話せた。

  • 学生時代に頑張ったことを深堀され、「なぜその行動を選んだか」「結果として何を得たか」を重点的に聞かれた。

  • 志望動機に対して「なぜメガバンク?」「なぜMUFG?」と2段階で質問された。

印象に残った質問

  • 最近気になった経済ニュースとその理由

  • 「あなたにとっての信用とは?」(やや抽象的)

 

抽象的な質問も多いので、価値観・ビジョンを言語化しておくと慌てません!

 

▶ 二次面接(支店長クラス)

  • 雰囲気は少し厳しめ。対話というよりジャッジに近い印象。

  • 「MUFGで10年後どんな働き方をしたい?」など将来像を具体的に問われた。

  • 時事や数字にもやや踏み込んだ質問あり。

印象に残った質問

  • 金利上昇でMUFGのリスクとチャンスは?

  • 地方支店勤務になったらどう思うか?

 

 

▶ 最終面接(本部長クラス)

  • 非常に丁寧な印象。圧迫はなし。

  • 「あなたのような人材がなぜ必要だと思う?」という逆質問型の深堀が多かった。

  • 「人柄」「一貫性」「志望動機の深さ」が見られていた印象。

 

選考(三菱UFJ銀行 エントリーシートES)内容

▶ 志望動機(400字以内)

例文1

私は「変化に強い社会インフラの一員として、人と企業の可能性を金融で支えたい」と考え、貴行を志望します。貴行は国内最大級の金融資産を有しながらも、海外成長やデジタル投資にも積極的で、伝統と変革を両立する姿勢に強く共感しました。中でも「法人×WMモデル」による統合提案や、アジア戦略の深度化に魅力を感じています。大学では中小企業への経営支援を行うゼミに所属し、相手の悩みに寄り添いながら本質を抽出する対話力を培いました。この強みを活かして、お客様の目指す将来像を深く理解し、金融の力でその実現を支える銀行員を目指したいです。

 

例文2

私は「成長性と安定性を兼ね備えた金融インフラ企業で、自らの価値を社会に還元したい」と考え、御行を志望します。御行は国内最大級の資産規模を持ちつつ、アジア市場や生成AIなど新領域にも積極的に投資しており、社会課題に対応する柔軟性と挑戦精神を兼ね備えています。中でも、法人×個人の統合提案を進める「法人×WMモデル」に強く惹かれました。大学時代に培った論理的思考力と対話力を活かし、顧客の根本課題を可視化し、御行のソリューションによって解決に導ける人材になりたいと考えています。    

 

▶ 学生時代に力を入れたこと(400字以内)

例文

私は学内の地域連携プロジェクトで、商店街の集客支援に取り組みました。最初はSNSによる情報発信に力を入れましたが、地域の高齢者には響かず、成果が出ませんでした。そこで顧客の層を見直し、商店街全体のストーリー性を発信するイベント型プロモーションへと方針転換しました。結果として来場者数は前年比2倍となり、店主の方々からも感謝の言葉をいただきました。この経験から、思い込みを捨てて相手視点で考える力、そして粘り強く形にする実行力を養うことができました。

 

 

三菱UFJの新卒採用に関して、よくある質問(FAQ)

Q1. 学歴フィルターはありますか?

 A.明確な学歴フィルターは公表されていませんが、採用実績を見ると難関大学からの採用が多い傾向にあります。

Q2. 中堅私大でも受かりますか?

 A.中堅大学からの採用もありますが、人数は少なめです。自己PRや志望動機で差別化を図ることが重要です。

Q3: 面接での注意点は?

 A.自己分析をしっかり行い、具体的なエピソードを交えて話すことが求められます。また、企業研究を十分に行い、志望動機を明確に伝えることが大切です。

Q4. TOEICスコアは必要?

 A. 必須ではないが、800点以上ならES・面接で有利に働きます。    

 

まとめ|三菱UFJ銀行の採用大学とは上位国立重視である

採用人数が減る中でMUFGが強化しているのは、「将来性」と「論理的資質」の両方を備えた層です。

特に2021年以降は、東京大学・京都大学・一橋大学・大阪大学・名古屋大学・神戸大学などのAランク国公立大学からの採用が明確に増えています。

  • Aランク(早慶上智・旧帝大):大量採用。ボリュームゾーン
  • Bランク(GMARCH・関関同立・南山):毎年コンスタントに30人前後
  • Cランク(女子大:日女子、東女子など):数名規模だが選考突破実績あり
  • Dランク以下(日東駒専・産近甲龍・地方国公立):ごくわずか、事実上の学歴フィルターあり

今後もこの傾向は続く可能性が高く、「学歴」「英語力」「人物力」の総合点が重視される選考が主流となるでしょう。

中堅大学からの合格者もいますが、それは“学歴を超える完成度”があるからこそ。まずは自分の強みを見極め、準備を早期に進めましょう

 

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